エブリイになんとか可変式2段ベッドを搭載できないか考える記事の第2回です。
前回はエブリイとベッドのサイズ感について考えましたが、今回は「どうやって収納空間を捻り出すのか」を整理・考察します。
引き続き失踪しないことを祈っていてください。
収納をどうするか問題
可変式2段ベッドは、構成上、ソファ状態=リビングスペースとして活用する際の収納が圧倒的に不足することになります。
本記事執筆時点では「ベッド下収納無しで1人当たりの高さを確保」する方向で考えているため、余計に物が置けません。
かといって天井部やその近くに棚を造作するのは大変ですし、棚の存在で折角の開放感が減って本末転倒と言えます。
よって無いところから収納スペースを生み出す知恵が必要です。
ソファ状態とベッド状態を分けて考える
理解しやすいように、ソファ状態とベッド状態をそれぞれ分けて考えてみます。
ソファ状態
まずソファ状態での車内は以下の画像の通りです。
イメージはソファに2人が横並びに座っていて、その前に通路兼フリースペース(机など)が存在する形です。
リアゲートとスライドドアから2wayで出入りできるようにするためには、通路に荷物はおけません。
1wayだと1人が外に出る際に大変なので…
収納ではないですが、ソファの片隅が荷物置きのスペースとして活用できます。
ソファ1人当たりの占有幅を50cmと考えると2人分で100cm、残り80cmが荷物置き場として一応は割り当てられます。
便宜上ソファ状態としていますが本案では実際には地べたスタイルとなっており、目線の高さは平均70cm、体格差を考慮すると60〜80cmのレンジです。
視線を妨げるほどの荷物を積むと開放感を損なうため、荷物はせいぜい高さ50cm、中サイズのコンテナを平積みで2個が限界といったところでしょう。
ソファ左右に幅40cm×奥行50cm×高さ50cm程度のコンテナを配置すると、荷物の出し入れがスムーズかもしれません。
コンテナの天板はコップなどちょっとした物置きとして活用できますが、高さ30cm程度に抑えないと肘置きとしては機能しません。
また机を利用する場合は、30cm程度の高さに抑えた上でコンテナの天板を机代わりにすれば、通路にも1ヶ所収納スペースを確保できます。
あとは運転席およびフラットまで倒した助手席およびその足元、ダッシュボード上、備え付けのオーバーヘッドシェルフが収納スペースとして使えます。
ベッド状態
次にベッド状態での車内は以下の画像の通りです。
ベッド状態での出入りはスライドドア1ヶ所で十分なので、通路兼フリースペースのリアゲート側に荷物を置くことが可能です。
幅50cm〜60cm程度ですが奥行は最大100cm程度使えますし、就寝時は開放感を気にする必要が無いので最大120cm弱まで縦積みも可能です。
コンテナ3つ使いであれば、高さ割り当ては、50cm×2+20cmまたは40〜45cm×2+30cmなどが妥当でしょうか。
荷物をリアゲートに寄せて配置すれば、下段の人も寝ている状態から通路へ出やすくなります。
その他ではソファ状態同様に、運転席およびフラットまで倒した助手席およびその足元、ダッシュボード上、備え付けのオーバーヘッドシェルフが収納スペースとして使えます。
果たして収納は足りるのか?
現在の車中泊スタイルでは、就寝時に幅120cm×奥行50cm×高さ50cm=300Lのスペースを荷物置きとして活用しています。
空間占有率を考慮すると、多く見積もって250L程度を使用している感じです。
あとは運転席にカバン1個と倒した助手席上にポタ電です
よって先のコンテナ案であれば、40cm×50cm×50cm=100Lサイズが3つあれば、概ね問題は無い計算となります。
こう考えると、やはり100L×2個をメイン使用でサブに机兼収納で50Lというのは妥当かもしれません。
最後に
本記事では収納問題について検討してみましたが、意外といける気がしてきました。
スタック可能なコンテナを使えばソファ⇆ベッドの展開も大変ではないですし、想像上では開放感にさほど影響は無さそうです。
実現可能性が見えてきたところで、次回記事では具体的な材料選びとベッドキット構成を検討してみます。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
ではまた次の記事でお会いしましょう