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こんにちは、なめくじです。
ふと思い立って、姫路市へ1泊2日の車中泊旅行へ行ってきました。
そんな様子をお届けする記事です。
旅行概要
- 2024年2月祝前日〜祝日にかけて1泊2日
- エブリイDA17V (DIY済み)
- 1日目:大阪〜姫路市
- 2日目:たつの市〜帰宅
1日目
当日は妻が午後から休みだったため、なめくじが一人で車へ荷物を積み込みます。
今回は出発前からベッド展開するため、荷物の積み込みに30〜40分もかかりました…。
展開無しなら15分以内には終わります
準備ができたら家を出発、妻を道中で拾ってとりあえず近くのガストで遅い昼食をとることに。
結局大阪を出たのは昼3時前くらい、そこから阪神高速〜第二神明〜加古川バイパス(国2)をひた走り。
加古川あたりで少し渋滞したこともあり、目的地に着いたのは約2時間半後の午後5時過ぎでした。
大手門駐車場
本日の宿泊地は姫路城の近くにある大手門駐車場です。
こちらは姫路市の外郭団体が運営する駐車場で、車中泊禁止なし、トイレ・自販機完備です。
そして何より1泊¥900という良心価格で、車中泊ユーザーの財布に優しい。
到着は平日夕方ということもあり駐車場はガラガラで駐車場所を選び放題です。
頻尿である我々にはトイレ近くが嬉しいのですが、ロードノイズが響くのでちょっと距離をとって布陣。
ちなみにトイレは温水便座が無いのが残念なものの、清掃が行き届き綺麗でありがたいです。
行きしにあらかた準備していたので、窓用のシェードを貼ったり荷物を配置する程度ですぐに車中泊準備が完了。
姫路駅周辺で飲む!
車で小休憩したのちに、妻が予約してくれていた駅前の居酒屋へ徒歩で向かいます。
駅前に続く大通りは、なんかライトアップされていました。
時々ある石造りの腰掛けもなぜか写真奥のような赤紫色でライトアップされていて、「これはスケベイスやね」なんてことを二人で言いつつテクテク。
向かった先は、酒蔵が営んでいるという居酒屋「酒饌亭 灘菊かっぱ亭」さんです。
たしか駐車場から10〜15分で着きました
こちらはいわゆる大衆居酒屋で、来店した午後6時にはサラリーマン客で賑わっていました。
名物は酒粕を使った大串白おでんと姫路風の黒おでんで、白がめっちゃ旨くて酒が進みました。
黒おでんも美味しかったけど、初見なら絶対に”白”
我々は2軒目、3軒目を見据えて軽めで済ませましたが、本腰入れて1発勝負する価値のあるお店です。
飲み物も一人2合分程度で終わらせ、名残惜しくもお会計。
店を出てからは酔い覚ましも兼ねて駅前をぶらぶらしましたが、ここで興味深かったのは立ち飲み屋が多いこと!
「姫路の人は仕事終わりに軽く引っかけるのが好きなのね」と妙な親近感を抱きます。
しかし時間は夜7時台、どこもサラリーマン客で満席で中々ビビッとくるお店を見つけられません。
色々歩いてたどり着いたのは「日本酒バル わが家」さん。
おねえ風の喋り口のお兄さんに呼び止められて何となく入ったんですが、中々個性的なお店でした。
店のご主人は浅い時間にはいないようで、バイトの男性二人(といっても学生さんではないです)がお出迎え。
まさに関西の個人店ってノリで、ハマる人にはとても楽しいけど、不慣れな方は面食らうかもしれません。
この店で、たまたま隣にいた酔っ払いお母さんに姫路や牡蠣のことを教えてもらいながら何杯か。
お酒は「AKAYANE」という山椒をフィーチャーした焼酎のハイボールを頂きましたが、これが爽やかでまあ美味しい!
珍しく二人とも同じお酒をお代わりしました
例えるならボタニカルな風味のジャパニーズクラフトジンで、山椒やジンが好きな方なら絶対に試してみてほしいです。
会計は二人で5杯?とおでん少々、蒸し牡蠣も頼んで¥4,000程度。
そろそろ帰ろうかという頃には1Fの立ち飲みスペースがギチギチになるくらいの人だかりとなり、謎のジャンケン大会も開催されて大盛り上がり。
「こういう店や新しい酒と出会うのも旅の楽しみだよな」と思いつつお暇します。
車に戻る前にはオールナイト営業が便利な「憩いの湯」さんでひとっ風呂です。
我々は車からお風呂セットを持って行きましたが、憩いの湯さんにはてぶらセットがあるので、気軽に寄れるのも嬉しいですね。
客層は本職の方が一人いたくらいで穏やかな感じです
さっぱりしたら後は車に帰って寝るだけです。
駅周辺は碁盤の目状の作りになっていて、帰り道も大通りを選んで歩いたので夜でも安心でした。
2日目
2日目(祝日)は8時過ぎに起床、最低限の片付けとお出かけ準備をします。
起きたてはほとんど車が無かったですが、9時半頃には1/3くらいの駐車率になっていたので、土日祝に用事がある方は早めに来た方が良さそうです。
姫路城見学
姫路に来たからには当然、姫路城に行く訳で。
天気も微妙やし人少ないかな?と思ってましたが全くそんなことはなく、日本人・海外客どちらもいっぱいです。
城見学は内部に展示や見所が多く楽しかったのもあって、トータル2時間ほどかかりました。
ちなみに多分ここで風邪もらったんで混雑時はマスク推奨です
津田宇水産レストラン
思ったより姫路城で時間を食ってしまったので、急いで昼ごはんを予定している「津田宇水産レストラン」さんへ向かいます。
お店は姫路城から車で40分前後、たつの市の瀬戸内海に面した最南端エリア、国道250号沿いにあります。
こちらはYoutubeでたまたま見て「絶対ココうまいとこじゃん!」と食べる前から夫婦で確信していたレストランです。
たつの市の漁師町室津で、古くから漁業を営んできた津田宇水産さんが経営しており、新鮮な魚介を使った料理を提供されています。
周囲と似つかわしくない、ゴリゴリにコンサルを入れてそうな綺麗な店構えです
店内はまるでGoogleの社員食堂のようで、ショーケースに並べられた料理を購入しセルフで席へ持ち帰ってくるスタイルです。
テーブルは店内席とテラス席の[どちらか・どちらでも]を記入した上で、順番に案内されます。
2月のテラス席で食事しましたが思ったより寒くなかったです
私たちは夫婦二人ですので豪快な牡蠣のバケツ蒸しは泣く泣く断念し、丼2種とアラカルトをチョイス。
まず店の感想を述べると「大当たり」です。
牡蠣が主軸のお店なので、生牡蠣とフライ、オイル漬け、コンソメのジュレがけを頂きましたが、生牡蠣が圧倒的に美味しかったです
※コレは2024年2月の話で、年や時期により味は変わると思います
なめくじは生牡蠣があまり好きではありませんが、生臭み無し旨味成分抜群と文句無しに美味しく、日和って3個オーダーにしたことを後悔しました(1敗目)。
このクオリティならバケツ蒸しも絶対旨いです
一応、遠くて1回しかお店に行けない方向けに、厚かましくも料理の感想を置いておきます。
あくまでなめくじの主観・好みなので、その点どうぞご容赦ください。
- 生牡蠣:今回で一番感動した、合わせるソースも相性良し
- 生しらす丼:旨いが後半は塩味でダレるので2〜3人でシェア推奨
- サーモン丼:鱒に近い奥ゆかしい旨味で大人向け
- オイルオストリカ:いまいち、せっかくの牡蠣が死んでる
- コンソメジュレがけ:面白い牡蠣料理だが味は普通
- 真鯛のカルパッチョ:ここでいただく料理ではない
- カキフライ:そら間違いなく旨いよね
- ポテトサラダ:特徴に欠ける
- カンパチ刺身:天然真鯛のような身の弾力、味は普通で臭みゼロ
- 付け合わせのレモン:キミ絶対瀬戸内産でしょっていう美味しさ
- 醤油:なぜか妙に旨い気がした、地場のもの?
- おそらくバケツ蒸しは頼むべきだろう
- 自宅では美味しく作れない焼き牡蠣も良さそう
- 大人は坊勢(ボウゼ)サバか播州サーモンの刺身を抑えたい
行く時は時間に余裕を持って
なめくじ夫婦は2024年2月の祝日・晴れ昼1時前に到着しましたがその時点で50組待ち、着席したのは1時間半後です。
国道に突如現れた車の行列がこの店のものと信じたく無かったです
ここのレストランは駐車場も50台以上、店内もおそらく100席クラスの割と大箱ですが、それ以上に需要が高すぎます。
土日祝で行く予定の方は予約をした上で”30分前に”お店へ到着した方が良いでしょう。
駐車するのにそもそも時間がかかりますからね。
ただし牡蠣好きならば、そこまでしてでも行く価値はあります。
帰りには牡蠣のお土産を
津田宇水産レストランさんも店前で牡蠣を売られていますが、敢えて道すがらに見た「牡蠣の自動販売機 牡蠣屋」さんを訪ねます。
時間が夕方4時前と遅かったので牡蠣以外はほとんど無かったのですが、本来は色々な魚介を取り扱われているようです。
私たちはここで殻付き牡蠣1kg¥1,100を購入しましたが、近辺であればおそらくどこでも値段やクオリティは変わらないと思います。
同じ海で養殖してますし、皆さん顔馴染みでしょうからね
他にもいくつか直売所はありますし、国道250号沿いの「道の駅 みつ」内でも活き牡蠣が販売されてますので、そちらでまとめてお土産を買ってもいいと思います。
道の駅 みつ
話は少し遡りますが、「道の駅 みつ」にも寄りました。
こちらでは地場の野菜なども売られているため、レモンとしいたけと山芋を、後は日本酒の小瓶をお土産で購入しました。
家に帰ってからの晩酌用です
目の前には綺麗な海(暗いので濁って見えますが抜群の透明度)と何かを養殖している風景。
今後の車中泊の参考にと駐車場も見ましたが、夜間も空いてるっぽい中央の駐車場は割と平坦かつトイレも近くて良さそうです。
一方で、道の駅自体がワインディングにありバイカーや走り屋が集まりそうなので、利用するなら平日月曜〜木曜の夜かなという印象でした。
祝日金曜の夕方時点でそれっぽい雰囲気は出始めてました
帰宅
最後に「CAMP DEPOT 姫路網干店」に寄り、キャンプギアをチェックしてから帰ります。
帰りの加古川バイパスはそこまで混んでおらず、2時間程度で自宅へ到着。
さっと車中泊の片付けをしてからは晩酌タイムです。
牡蠣は後日として、道の駅で購入したしいたけ・山芋などで何品か作り、地場の日本酒をいただきます。
しいたけはシンプルに塩を振ってグリルで焼いただけですが、「しいたけステーキ」って感じの肉厚さで最高でした。
山芋も美味しかったですが、調理中に普段は反応しないなめくじの手が痒くなりました。
シュウ酸カルシウムの含有量が多いんですかね?
牡蠣の佃煮は割と普通かな?牡蠣の味がみりんと醤油に負けています。
余ったり売り物にならなかった牡蠣を保存するための調理法って感じです。
道の駅で買った日本酒「龍力 特別純米 ごつうま」は黄色味がある割には辛口で、でも米の旨味も多少感じられるという食中酒にちょうど良いものでした。
室津の牡蠣は最高!
お土産の牡蠣は翌々日に蒸し牡蠣(リンクはYoutube動画)にして食べましたが、そちらもとんでもなく美味かったです。
※ノロウイルスの失活は中心温度85℃以上で1分間以上(厚労省)
夫婦二人なので再び日和って1kg(今回は13個)に抑えましたが、絶対に2kg買うべきでした…(2敗目)。
絶対にまた室津へ牡蠣を食べにいきます。
◎生食用(少し味わいが薄くなる)
◎加熱用(美味しいけど生食ダメ)
◎加熱用(ふるさと納税)
最後に
なめくじ夫婦は今回姫路で初めて車中泊をしましたが、十分快適でしたし旅行の充実感もしっかり味わえました。
真牡蠣が美味しい2月に牡蠣の名産地である室津へ行ったのも良かったかもしれません。
記事を読んで興味が出てきた方は、ぜひ姫路へ足を伸ばしてみてくださいね。
ではまた次の記事でお会いしましょう