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こんにちは、なめくじです。
先日、香川へ第2次うどんツアーへ行ってきた模様をまとめます。
香川へうどんを食べにいく他府県民の参考になれば幸いです。
概要
2024年11月下旬に、大阪から香川へうどんツアーをしてきました。
前乗りを含む2泊3日で、うどん店5軒/ラーメン屋1軒の計6軒へ行きました。
エリアは東讃〜中讃の一部です。
手打十段 うどんバカ一代
1軒目は香川でも最も有名なお店の一つ、「手打十段 うどんバカ一代」さんです。
土曜朝7:15に到着で、並びは20人強、回転は早めで提供までは30分程度の待ちでした。
選んだのは一番人気の「釜バターうどん小¥530」と、「かけうどん小(温)¥330」です。
釜バターはまさに”うどんのカルボナーラ”といった感じです。
ふわむち系のうどんとバター、卵、粗挽き胡椒の風味が相まってとても美味しかったです。
変化球ではありますが、初見であれば是非食べてみて欲しい一杯です。
かけは出汁の塩分濃度が絶妙で奥さんが大ハマりしました。
同じくふわむち麺を昆布の旨みが全面に出ている柔らかい関西系の出汁でいただくうどんですが、麺自体が美味しいし完成度としては間違いなく高い一杯です。
どちらもさすが人気店という実力で、良い朝のスタートを切れました。
ちなみに店の駐車場は複数あるため、車を停められないと思ったら店をぐるっと一周しましょう。
大島うどん
2軒目はバカ一代さんから少し離れたところにある「大島うどん」さんです。
こちらでは「ひやかけ小¥300」と「肉ぶっかけ小¥510」をオーダー。
ひやかけはイリコが全面に出ている黄金色の出汁に、冷水でしっかり締まったゴワ麺が合わさっており「あぁ香川に来たんだなぁ」という嬉しさを感じる一杯です。
対して肉ぶっかけはすきやきのような甘く強いつゆと牛肉の旨みが前に出過ぎていて、正直に言えば他県からわざわざうどんを食べに来る我々のような人間には合いません。
地元の常連さんが変化を求めて頼むメニューですね
「大島うどん」さんでは、是非”かけ”を頼んでください。
まだまだど素人のなめくじが言っても説得力がありませんが、まさに他県民が想像する讃岐うどんです。
できるかは分かりませんが、「ひやあつで食べたいな」というのがなめくじ夫婦の感想です。
駐車場が店の横に数台しかなく、我々は少し離れた1日¥300のパーキングに停めました。
ただ、地元客っぽい方は店の駐車場横に停車して空きを待ってましたので参考にどうぞ。
ざいごうどん本家 わら家
3軒目は四国村ミウゼアムにあります「ざいごうどん本家 わら家」さんです。
到着は9:15程度で、店前に10人程度の並びでサッと入れました。
ここは釜あげが有名なので「釜あげうどん並¥540」と、あと「生じょうゆうどん並¥540+温玉¥100トッピング」をオーダー。
釜あげうどんは特徴的な徳利に入れられた”つゆ”をつけていただくスタイルです。
やや甘めのつゆはしいたけを含む複数成分から構成されるもの、麺は口触りのふわっと感とクニュとした芯を感じつつ良い喉越しです。
個人的には同じ方向性でも「釜あげうどん 長田in香の香」さんのつゆの完成度に軍配が上がりますが、好みと言われたら「それはそう」という感じです。
どちらもレベル高し
生じょうゆうどんは締めたうどんを大根おろしと鰹節+しょうゆでいただくシンプルな構成。
スタッフに勧められて温玉をトッピングしましたが、麺が強く主張してくるタイプではないので、まろい味になる一方で麺の素性が分かりづらくなります。
麺屋 浜堂 高松中央卸売市場店
4軒目は変化球として、ラーメン屋である「麺屋 浜堂 高松中央卸売市場店」さんを訪れました。
読み方は「浜堂=はまんど」です
こちらは香川の三豊市(西讃)で有名な「朝ラーメン 浜堂 本店」さんの姉妹店だそうで、いりこ出汁を使った煮干しラーメンを提供されています。
頼んだのは「煮干しそば¥880」と「はまんど¥880」です。
煮干しそばはいりこを丁寧に処理したであろう澄んだスープで、いりこの臭みやエグみを一切感じませんでした。
油分はわずかに表面に浮いている程度ですし塩分濃度もかなり落としてるので、かけうどんの出汁と言われても納得する出来です。
はまんどの方はおそらくベーススープは一緒ですが、チャーシューと背脂で豚臭さを含めやや印象を強くしたラーメンとなっています。
いりこの風味を味わいたいのであれば煮干しそばか、今回食べなかった中華そばが良さそうですね。
宮武うどん
5軒目は閉店した老舗うどん屋からのれん分け(というか実質継承)された「宮武うどん」さんを訪れました。
香川独特の麺+出汁の温度を指定する文化の発祥らしいです
14:00過ぎの来店もあってか、店外の待ちはなく10人程度の店内列に接続しました。
こちらでは「だしかけうどん(ひやあつ)小¥300」と「しょうゆうどん小¥220」をオーダー。
だしかけの方はやや甘めでいりこを含めバランスを取った角のない(悪く言えば特徴がない)出汁である一方、手打ち麺は角が立ちネジれも強くしっかりと主張してきます。
地元の方から異論は出ると思いますが、明らかに麺の存在感が突出しているので、しょうゆうどん一択です。
あるいは生姜をしっかり効かせて出汁と麺のバランスを取って食べるか。
※生姜はレジで言ったらもらえるそうです
しょうゆうどんは、もちぐにゅといった麺の食感と炭水化物特有の甘さを最低限量のだししょうゆが引き立たせ、大変美味しく啜れます。
本当はお代わりもしたかった…ぐぬぬ。
個人的には手打ち担当の方(店主?)の、包丁のみで手早く均等にうどんを切り進める職人芸が見てて楽しかったです。
なるほど、老若男女、地元の方に愛されているのも納得という印象の店でした。
本格手打うどん おか泉
6軒目である最後は高松市から離れ、瀬戸大橋近くにある「本格手打うどん おか泉」さんで〆ます。
到着は15:00過ぎ、並びは15人ほど、提供までは20〜25分程度でした。
待ちの間に注文を取るスタイルなので、着席してからは割とすぐにうどんが運ばれてきます。
最後の店ということで「ぶっかけ天ぷら(冷)¥880」と「天ぷら¥825」をチョイス。
さて肝心のお味はというと、結論「美味しいけど香川でわざわざ食べなくてもいい」でした。
どちらのうどんも、麺の質、出汁の味構成、天ぷらの仕上がりなど突っ込む隙が無いのは確かなんです。
ただどうしても観光客向けの美味しいチェーン店という印象が拭えない…。
我々のような関西から来た人間からすると「ちょっと探せばこういう店あるよね」って感じで、わざわざ香川で並んでまでしていただくうどんでは無いです。
麺も美味しいですがリフトアップで切れるのはさすがに…
口コミは地元の方含めて高評価がかなり多いので、我々の求めるものが違うってだけなんでしょうね。
※逆に気になっちゃった方向けに、一応ふるさと納税返礼品のリンクを貼っておきます
行けなかったお店
おうどん 瀬戸晴れ
3軒目に行こうとしていたお店です。
去年食べた(二杯目)ので美味しいのは知っているのですが、開店10分前くらいに行った時点で40人くらい並んでいて諦めました(晴れの土曜朝)。
こちらはセルフ式ではないので回転が遅く、この並び数だと1時間〜1時間半待ちになります。
長い待ち時間は回れる店舗数にかなり影響するので、それを嫌うなら平日の開店前とかに行くしかないですね。
生醤油うどんを食べたかった…
吉本食品
東かがわ市にある、地元密着型の人気店です。
徳島に行く途中の丁度良い位置にあるため寄ろうとしたのですが開いてませんでした。
貼り紙も無く、なんで閉まってたかも不明です
なめくじがうどんツアーで大変参考にさせてもらってるYoutuber「おっ!チャンネル」様も過去に1回フラれてるので、麺が無くなり次第終了とか、フラっと休むタイプの店舗かもしれません。
どうしても行きたいという方は、事前に電話で営業を確認したほうがいいかもしれませんね。
最後に
一泊キャンプを挟みつつ、「2日でよく6軒も行ったな」と我ながら思います笑
おそらくこれからもうどんツアーをするので、折角だし記録として記事に残してみました。
ただなめくじ夫婦は評論家じゃないですし、うどんに一家言持ってる訳でも豊富に外食経験がある訳でもありません。
いや…飲みを含めるとそこそこ豊富か…?
なので、あくまで味の情報は参考程度にしてくださいね。
好みだったり、うどんを食べる目的だったりで味の印象は変わりますし、そして何より食べたいうどんを食べにいくのが一番ですよ!
ではまた次の記事でお会いしましょう