軽自動車で快適に車中泊はできる?30代夫婦ユーザーが解説

こんにちわ、2年前から趣味で軽バンで車中泊をしているなめくじ夫婦です。

本記事では車中泊をしてみたい方や軽自動車と乗用車のどちらを買うか悩んでいる方に向けて、「軽自動車で快適に車中泊はできるのか?」や「車中泊ができるようになるメリット」などを解説します。

皆さんの参考になれば幸いです。

キャンプ・車中泊3年目、30代夫婦の夫のほうです。

夫婦キャンプや車中泊の楽しさを発信して、「始めてみようかな」という方たちが増えるといいなと思っています。

下の楽天ルーム(R)ではお勧めギアを紹介してますので、興味があれば覗いてみてください!

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軽自動車で快適な車中泊はできるのか?

まず結論から言うと我々夫婦は軽自動車(軽バン)でも快適に車中泊ができています。

ただしこれは30代夫婦二人の話であり、更にいえば身長175cmと156cmの組み合わせという前提であることに気をつけてください。

なめくじ
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軽自動車車中泊では身長で快適さが大きく変わります

軽自動車車中泊の最大人数は?

快適に車中泊ができる人数は、大人基準でいうと最大二人となります。

小学生低学年以下の子どもを混ぜると、大人二人+子ども一人または大人一人+子ども二人が最大人数となります。

なめくじ
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ただし3人パターンは快適かといわれると微妙

やろうと思えば4人車中泊も可能ですが、かなり工夫したDIYをした上でギリギリ可能というレベルです。

使っている車種

現在のなめくじ夫婦は「エブリイ(バンタイプ)」を使っています。

エブリイのサイズは軽自動車規格としてはほぼ最大値で、車中泊で重要な荷室サイズとしても軽自動車の中では最も広いです。

他の軽自動車でも快適に車中泊はできる?

可能です

ただし車中泊を利用する人数や体格、どういう車中泊をしたいか等によって、向いている車種や向いていない車種が分かれます。

一つ一つ紹介するには内容があまりに多岐にわたるため、ここでは先駆者や有識者がまとめた知識(車中泊マップ様「車中泊に適した車」)を紹介します。

ただこれでも多くの車種を網羅する内容になっているため、「もっとシンプルに教えてくれ」という方向けに個人的なおすすめ車種も載せておきます。

万能型
  • スズキ エブリイ(NV100クリッパー、スクラム、ミニキャブ)
  • ダイハツ ハイゼット(サンバー、ピクシス)
  • ダイハツ アトレー
なめくじ
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()内はOEMなので基本的に同車種と考えてOKです

大人一人用
  • ホンダ N-VAN
バンは嫌な人用
  • スズキ スペーシアベース
  • ホンダ N-BOX

軽セダンじゃ無理?

緊急避難的な車中泊はできますが、”快適に”となるとさすがに厳しいです。

快適な車中泊が可能かどうかは、倒した前席も含めてフラット空間が180cm以上あるかを目安にするといいと思います。

軽自動車で車中泊ができるようになるメリット

”軽自動車で”車中泊ができるようになるメリットを紹介します。

なおここからは便宜上、車中泊に向いている軽自動車を「軽バン等」、向いていない車を「軽自動車」として区分します。

どこでも行ける

軽バン等はどの車種であってもミニバンやバンより車幅が狭く小回りも効きます。

そのおかげで行けない場所というのはよほどありません。

狭い街中や整備されていない小道(それも不慣れな旅先)などでは、小回りの効くサイズ感というのは想像以上に便利です。

また駐車場にしても軽規格であることは圧倒的に有利です。

軽の駐車スペースしか空いていなかったり、バンで停めるには苦しい位置のスペースしか空いていないというシーンは、意外と遭遇します。

そんな時にスムーズに停められる軽自動車は、貴重な旅先での時間や労力を節約することができます。

駐車料金が安い

駐車場を借りて車を所有する場合は月々の駐車料金を支払う必要があります。

月極駐車場は一般的に、通常スペースよりも軽自動車用の方が安く設定されています。

よって近くに軽自動車用で貸し出されているスペースがあれば、維持費を安くすることが可能です。

また旅先での駐車料金も同様で、軽自動車用のスペースがあれば安くなります。

足車にも使える

軽バン等は小回りの良さや燃費などから、通勤用など足車としても日常使いできます。

車中泊というのはほとんどの人にとっては趣味であり、車中泊専用として車を遊ばせておくのはかなりの贅沢であると言えます。

かといって快適に車中泊ができるようにバンやミニバンを用意すると、足車としては過剰な性能となり日々の経済性がかなり落ちてしまいます。

よって普段少人数でしか車を使わない場合は、軽バン等で車中泊をできるようにするメリットは大きいと言えます。

また軽バン等は荷物の積載性がかなり高いため、ガッツリ買い物するシーンにも重宝します。

軽自動車で車中泊ができるようになるデメリット

メリットを述べた一方で、軽自動車で車中泊ができるようになるデメリットも紹介します。

足車としてはやや使いにくい

軽バン等の多くは、その特徴から以下のデメリットがあります。

  • コンパクトカーより燃費が悪い
  • 高速道路で風に煽られやすい
  • 乗り心地が硬い
  • 加速性能が悪い

車中泊にも足車にも使えるメリットを悪く言えば、どちらも中途半端な性能をしているということです。

これは後述のデメリットに繋がっていきます。

もう一台という選択肢が無くなる

軽バン等は便利に使えるため、一台所有すると「もう一台車を買って使い分ける」という選択肢が無くなります。

つまり車中泊用としてはバンやミニバンと性能が被るし、別の軽自動車を持つには足車としての用途が被ります。

このため本来は「足車+バン」の二台持ちが適切だったはずの家庭が最初に軽バン等を所有すると、身動きが取れなくなって窮屈な思いをしたまま使い続けることになります。

なめくじ
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完全上位互換ではないバンやミニバンへの買い替えは勇気がいります

特に軽自動車でそれなりに車中泊ができるようになった場合、強い現状維持バイアスがかかって買い替えがしにくくなることはイメージしておいたほうがいいでしょう。

思い描く車中泊ができない

軽バン等では、一人なら兎も角、大人二人で「アクティビティも楽しんで、車内で料理してゆったりくつろいで快適に寝て…」なんて欲張りセットは相当難易度が高いです。

狭い軽バン等では、基本的に優先順を決め何かを拾って何かを捨てなければいけません。

「Youtubeに夫婦やカップルで軽自動車車中泊を楽しんでる人なんてごまんといるじゃないか」そんな声が聞こえてきそうですね。

注意してほしいのは、彼らはその様子を発信するほど軽自動車車中泊に向いた性質をしていて、なおかつ”覚悟”が決まってる人たちだってことです。

例えば片方の身長が180cmを超えている時点で快適な軽自動車車中泊はほぼ不可能になります。

また、狭い空間を工夫しながら長い時間を楽しく過ごすには二人の仲が相当良くて、なおかつ同じくらい「車中泊への熱量」を持ってる必要があります。

いざ軽バン等を買っても「思い描いてた車中泊ができない、つまんない」となってしまっては不幸です。

もし相手が十分に車中泊を楽しめるか、不便を楽しめるかに不安があるのであれば、広くて出来ることが多いバンやミニバンを選んだ方がいいかもしれません。

参考資料

なめくじ夫婦もよく見ている車中泊Youtuberである「たつおと海子」様が、2024年後半から先述した軽バンでの欲張りセット車中泊に挑戦されています。

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同じエブリイユーザーなので勝手に親近感を持っています

なめくじが考える夫婦やカップルでの軽自動車車中泊の楽しみ方は彼らが最大値なので、とても参考になると思います。

彼らの車中泊模様を見て、ご自身がやりたい車中泊の内容と合致するかを一度確認してみてください。

なお彼らは二人とも身長170cm前後で細身であること、車内映像は引きで撮っているため現実の車内はもっと狭く感じることに注意してください。

あと彼らはキャラバン・ボンゴと乗り継いでおり、自分たちが車中泊へ求めていることを全て理解している超上級者です。

最後に

軽自動車での車中泊は、軽という規格上、どうしてもできることに限界があります。

できることできないことをなるべく事前に把握して、自分が車中泊に求めることができそうであれば、ぜひ挑戦してみてください。

本記事ではあえてデメリットも載せたので検討中の方にとっては少しめげる部分があったかもしれません。

しかしなめくじ夫婦は軽バンを買って実際に車中泊をして2年、とても楽しく過ごせていますし、自分たちの世界が広がった感覚があります。

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問題は頻繁に車中泊旅行できるような休みがないことだけ…

軽自動車で快適に車中泊ができるようになれば、行き先を問わずホテルの予約も必要なく、フラッと小旅行することができるようになります。

また少し疲れた時に、非日常を楽しんで気分をリフレッシュする手段にもなります。

興味がある方はどうぞ軽自動車車中泊の世界に飛び込んでみてくださいね。

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ではまた次の記事でお会いしましょう

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