こんにちは、なめくじです。
タイトル通り2025年7月にWASAMATA HUTTEへソロキャンプしにいったので、その模様と簡単なキャンプ場レビューをお届けします。
レビューだけ見たいからはコチラからジャンプしてくださいね。
行程
1日目:自宅を出発、WASAMATA HUTTEで一泊ソロキャンプ
2日目:山中の温泉経由で天理市観光をして帰宅
1日目
自宅出発〜キャンプ場
珍しく寝坊せず起きれたので、サッと荷造りを終わらせ朝9時半に大阪の自宅を出ます。
本日の天気は数分外にいるだけで汗が噴き出るような快晴です。
連休にしては空いている高速を走り抜け車は奈良方面へ。

目的のWASAMATA HUTTEは山深い場所にありますので、途中の橿原市で食材と飲料を調達します。

ロピアでちょっと奮発した肉を、オークワでそれ以外を購入
買い出しが終われば、後は1時間半ほど吉野川沿いに車を走らせるだけです。
WASAMATA HUTTEに無事到着したらヒュッテ内で受付を済ませますが、「寝る時は食べ物の匂いがするものを全て車の中へ入れてください」という注意があったのはさすがといった感じ。

さてなめくじが予約したオートサイトはヒュッテから車で少し登った先にあります。
サイト到着時には合同ファミリーキャンパーの方が奥側を陣取っていたので、頻尿なめくじはこれ幸いとトイレ近くにある手前の日陰サイトを確保します。
さて今回使うのは新幕であるGOGlampingのG・G PUP2.0 パップテントTCです。
※こちらに関しての使用感等レビューは別記事で書こうと思います
前後を間違えて張り直すというアクシデントはありましたがなんとか設営を終わらせ、とりあえずは買ってきた蕎麦と刺身で乾杯です。

実はたまたま夜に参院選開票があるため、ひと心地着いた後はYoutubeなどで改めて選挙の最新情報をチェックします。

実は政治オタクです
日が暮れて少し肌寒さが出てきた頃に焚き火を始めつつ、「デジタルデトックス?うるせぇ‼︎」という勢いでスマホに没頭するなめくじ。
いよいよ開票が始める夜8時からは、経済学者である高橋洋一さんの選挙特番LIVE(ゲスト:東野幸治さん)を見ながら忙しくNHKなどの開票速報をチェックしていきます。
買ってきた肉は、合間を見てチビチビ焼いてはビールやチューハイで流し込んでいきます。

結局寝るまでずっとこんな感じで「キャンプで何してんだって」って感じですが、自分が楽しければこういう有りなのです。
ちなみに夜からは空がゴロゴロ鳴ってたので心配していましたが、幸いにも雨は(多分)降らずじまいでした。
夜の気温は予報通り20℃程度だったので、テントをフルクローズドにしても寝苦しいということはなく、設営の疲れも相まって熟睡・快眠でした。
2日目
起床〜チェックアウト
朝6時半過ぎから元気な子供の声に半ば起きつつ、7時過ぎにしっかりと起床します。
本キャンプ場は10:00チェックアウトになるため、早起きした方が朝はゆっくりできますね。
さて今回はソフトクーラーとロゴスの保冷剤3個で挑みましたが、やっぱり高地とはいえ夏キャンプでは一泊が性能の限界なようで、朝にはクーラーの中は温くなっていました。
ウーン、そろそろちゃんとしたハードクーラーが欲しい…。
このままでは昨日食べ残した肉が100%腐るので、持ってきていた即席スープで煮込んでいただきます。
さて朝ごはんの準備をしている中でどんどん太陽と気温は上がり、直射日光下ではすぐに汗だくの状態になります。

ブラックTCの幕を持ってきて本当に良かった…

意識的に水分補給をしながら食事して、良い頃合になってきたところで撤収作業に移ります。
ソロですしギアも色々展開していたため撤収はなんだかんだ1時間くらいかかりました。
そろそろ持っていく荷物を絞ってミニマムキャンプにしていきたいところですね。
さて最後はヒュッテにある棚に名札的な物を返却してチェックアウト完了。
温泉
昨日はペーパータオルで体を拭いただけですし撤収で汗もかいたので、まずは温泉に行きます。
WASAMATA HUTTEから市街地方面へ向かいつつ車で30分くらいの距離にある「入之波温泉 山鳩湯」さんへ。

こちらはまさに山中の秘境温泉といった風情ですが、穴場と思いきや昼頃には旅行客で結構混み始めていたので注意が必要です。

休日は10時台に着いた方が無難かな?
なめくじは泉質とか全然分からないタイプなんであれですが、湯温がぬるめで好みでした。
ただし備え付けのリンスインシャンプーは使うと髪の毛がギッシギシになるので注意です。
あと正規の駐車場が埋まっていたため荒いアスファルト舗装の坂道に駐車したのですが、出る時にタイヤが空転してかなり焦ったので気をつけてください。
※ガードレールなしの斜面なので落ちたら終わりです
桜井市〜天理市
気持ちの良いドライブといった感じで快晴の山道を降りていくと、三輪そうめんで有名な桜井市へ到着します。
歴史の長いそうめん店「千寿亭」さんへ向かったのですが、さすが連休ですね。
昼1時の到着で交通整理員さんに「50組2時間待ち」と聞いて思わずなめくじ呆然自失。
さすがに炎天下で待つと車のバッテリーか自分が死ぬので、天理市方面へ向かいつつそうめん屋さんを探します。
…探したんですがどこも大混雑でまともに入れる状況じゃなかったので、製麺所で乾麺だけ買ってあえなく敗退しました。

えっ、こんなに観光客が来る地域なの??えっ?って感じ
昼飯迷子になっているうちに車はとうとう天理市へ到着。
再目的先のラーメン屋は臨時休業(頼む…Googleで設定してくれ…)で心が折れかけたので、安牌そうな「道の駅 なら歴史芸術文化村」内の「まるかつ 天理店」さんへ向かいましたが、昼2時なのに5組待ちでチェックメイト。
お土産の地酒だけ買ってスゴスゴと退散しました。
昼飯を食いっぱぐれた失意の中、次の目的地である天理教の神殿へ向かいます。
天理教 教会本部(神殿)
24時間いつでも人類が祈りを捧げられるように、神殿には大規模な礼拝者用駐車場があります。
なめくじはその中の第2駐車場に車を停めつつ歩いて神殿へ向かいます。
無宗教のなめくじにとってこういった大規模な宗教施設来訪は初めてでしたが、神殿の独特で荘厳な雰囲気に思わず感嘆します。

どうお参りすればいいのか分からないのでスタッフの方に尋ねると、丁寧にもおつとめの作法を教えていただけることに。
併せて神殿の構造も教えていただいたので、神殿・教祖殿・祖霊殿とグルっと回っておつとめしていきます。
お参りが終わったところで、ついでに神殿と駅を繋ぐアーケードも覗いていきます。

暑い中長く外で動くとしんどいので、途中のお店でそばをいただき、お土産を軽く買うくらいで撤退します。
天理教や街の人についてはインスピレーションがあったので別記事にまとめる予定ですが、総じて好印象(生意気な言い方で申し訳ない)でした。
新興宗教の敬虔な信徒や宗教都市の住民の方って少し癖がありそうな先入観があったのですが、良い意味で裏切られたといった感想です。
人によっては人生の転機となり得る街に思えたので、興味がある方はぜひ一度参拝に行ってみてください。
帰宅
テンションだだ下がり状態から一転、天理市でお腹と気持ちが満たされ晴れやかな気分で帰路につきます。
そんなに混んでない高速で1時間程度、無事に帰宅できました。
帰ってからビール1缶だけ飲んでいたら、なんだかんだ疲れが出たのでガッツリ眠りこけたところで今回のキャンプは終了です。
最後に
今回は初めて標高1,000m超えの山中で夏キャンプをしてみました。
高地とはいえ昼はそれなりに暑かったですが、夜は涼しく快眠だったので”標高は正義”という言葉を実感できました。
WASAMATA HUTTEは車中泊禁止なのでダメですが、可能な方は夏キャンプや夏車中泊を高地で試してみるのは有りだと思います。

目安は標高600m以上ですかね
また連休でお出かけとなったのですが、私も含め意外なほど日本人観光客が多い印象がありました。
定番の観光地はインバウンド客で支配されてるので、違うところに日本人客が流れてるんですかね?
お出かけの際には皆様、計画(特にお昼ご飯)の立て方に注意してください。

ではまた次の記事でお会いしましょう
※以降はキャンプ場の簡単なレビューです
WASAMATA HUTTEのレビュー
- WASAMATA HUTTE(旧:和佐又山ヒュッテ・キャンプ場)
- なっぷはコチラ
- 奈良県吉野郡上北山村西原1055-1
- 標高1,150m
- オート15サイト、フリー20サイト
- チェックイン13:00〜、チェックアウト〜10:00
- ゴミ出しは可燃物(有料)のみ

ヒュッテの名の通り、山小屋兼キャンプ場です。
大普賢岳への登山ルートとなっているみたいで、サイト横を登山客がちょこちょこ通り過ぎていました。
注意事項
本キャンプ場は山の中腹にあり、麓の登山道に到着してから標高数100m分を一気に車で登ります。
傾斜が強いため、道が凍るような時期では四駆じゃないとまず登坂できないと思います。
また道の要所要所がかなり狭いため、ハイエースなどのバンで向かう場合は車両感覚を習熟している方が運転してください。

キャンピングカーは無理な気がします…
気温と服装
標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言われています。
本キャンプ場の標高は1,150mのため平地と比べると気温は約7℃低い計算になりますが、体感的にもやはりそんな感じでした。
なめくじがキャンプしたのは7月下旬、昼の到着時において平地の気温35℃に対し27〜28℃程度、夕方には25℃を下回り夜間は20℃程度です。

日陰サイトでは昼の体感が更に1〜2℃程度下がります
なめくじは昼に半袖で夜は薄手のパーカー(焚き火してたら要らないレベル)を羽織り、就寝時は半袖のまま寝袋を掛け布団代わりにして丁度いい感じでした。
ただし日射が強いため、直射日光下では体感気温は数℃上がります。
虫や動物
山中なのでアブや小さめのハチみたいなのがぶんぶん飛んでいます。
蚊は見かけませんでしたが、よく見ると小さいダニみたいなのがいっぱい服に登ってくるのでしっかりと対策をしましょう。

当たり前ですが虫嫌いにはキツい環境ですね
また山を登る途中の開けた平地で、当たり前のようにシカがいました。
さすがにクマには遭遇しませんでしたが、登山客はクマ避けの鈴を鳴らして行動していたので、つまりそういうことです。
雰囲気
三連休の中日に行ったので、客のほとんどがファミリーキャンパーでした。
どうしても子どもの声や大声で注意する親の声が響くので、静かにキャンプをしたい方にとっては(少なくとも休日では)不向きでしょう。
一方で子どもを連れて熱中症の心配が少ないキャンプをしたいという方には、周囲に気兼ねすることもなく最適なキャンプ場と言えます。

オートキャンプサイトに関しては森や丘に囲まれているため、山を見下ろすような景観はありません。

自然豊かなので秋などは彩りが綺麗そうです
オートサイト
サイトはちゃんと手入れされている「土+うっすら芝生」の状態です。
ただし土中に小石がゴロゴロしているため、曲げたくない方は硬めのペグを使いましょう。
やや粘土質を思わせる土なのでペグの食いつきは悪くないですが水捌けの面ではやや劣るでしょう。
オートサイトは広さも十分で、大型テントでもひと張りなら問題ないと思われます。

場所により日陰と日向があるためサイトの選び方には注意が必要です。
なおサイト選びは早い者勝ちとなるようです。
設備
サイトの設備は「洗剤有りの洗い場、トイレ、灰捨て場」の必要最低限といった感じです。

喫煙スペースには何もありません


トイレは綺麗な範疇での普通という感じですね。

ヒュッテ内には有料のシャワー室があり、また薪やその他食料品や消耗品なども販売されています。
忘れ物をしてしまった場合にヒュッテ内で調達できるのは便利ですね。
またヒュッテにはカフェが併設されていますので、お茶や軽食なら楽しむことができます。