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テントでのキャンプに慣れて、挑戦したいものと言えばタープ泊ですよね!(個人差有り)
本記事ではタープ泊未経験者が初めてタープ泊をして実感したメリットデメリットや持っていきたいキャンプギアを紹介します。
初心者だからこそ注意すべき点も含め記載しますので、これからタープ泊への挑戦を考えている方の参考になれば嬉しいです。
実感したタープ泊のメリットデメリット
早速ですが、先日なめくじがタープ泊(ソロ、夏場)に初挑戦した結果、実感したメリットとデメリットをざっくり紹介します。
その後にもう少し細かく解説します
実感したタープ泊のメリット
では、もう少し具体的にメリットを説明していきます。
自然との一体感や開放感
個人的に最も気に入ったのは、テント泊と違って遮蔽物が少ない分、自然との一体感や開放感が大きかったことです。
シチュエーションによっては、「タープの開口部から星空を眺めながら寝る」なんてことも可能でしょう。
タープ泊は、キャンプの醍醐味である自然を十分堪能できると言えます。
設営や撤収時間が短い
テントと比べてタープは設営手順が楽で必要なギア数も少なく済みます。
よってテント泊と比べると、設営や撤収にかかる時間が15〜30分程度短く済みます。
設営や撤収が短時間であれば、その分早くキャンプを始められたり、翌朝ゆっくりとコーヒーや焚き火を楽しむ余裕ができます。
このメリットのおかげで初めて朝焚き火にチャレンジできました
夏は涼しく、結露しにくい
張り方にもよりますが、タープはテントと比べて密閉性が低いので、風通しがよくて夏は涼しく過ごせます。
またタープ泊では人や地面が放出する湿気は風で逃げるので、結露しにくいというメリットもあります。
使用後の手入れが楽
結露がしにくいということは、(雨さえ降らなければ)タープ自体に水分が付きにくいということです。
よって使用後に汚れが無ければカビ避けのための自宅干しが不要となるため、手入れが格段に楽です。
状況に応じてアレンジ可能
タープは設営形が決まっているテントと違い、状況に応じて色々なアレンジ設営が可能です。
気象条件やキャンプサイトの広さなどに応じて形を変えられるのは、タープ泊ならではのメリットです。
荷物が軽くなる
通常のテント泊であれば、タープを併用したりツールームなど大きめのテントを使うことが多いでしょう。
それらと比べると、タープ泊は荷物量が少なくなり軽くなります。
玄人感があってかっこいい
タープ泊ってなんか玄人感ありますよね!
「今回は天候も良いし、あえてタープで」みたいなカッコよさは、ぜひ実感して欲しいです。
趣味には自己満足が大事です
実感したタープ泊のデメリット
次は反対に、実感したタープ泊のデメリットを挙げていきます。
夏は蚊帳必須
タープ泊は夏にすることが多いですが、当然ながら蚊を含む多くの虫が寄ってきます。
ランタンの光にも集まってきますからね
快適な夜を過ごすためには、キャンプ用の蚊帳で虫を避ける必要があります。
プライバシーを確保する工夫が必要
自然と一体感がある反面、タープ泊ではプライバシーの確保に苦労します。
人の視線を遮断するためにはタープアレンジや設営の向きなどに工夫が必要となります。
女性にはおすすめできない
お察しの通りだと思いますが、正直に言えば女性にタープ泊はおすすめできません。
もし挑戦したい場合は、管理棟近くやファミリー層が多いサイトを選ぶなどしましょう。
また日中はオープンスタイルで、夜が更けたらクローズドスタイル(ほぼテント状態)とするのもおすすめです。
ただし真夏の夜のクローズドはかなり暑いと思われます
雨天に弱い
タープ生地そのものの耐水性が高くとも、タープ泊ではフルクローズドの状態を作りにくいため、雨の吹き込みを防ぎきれません。
よってタープ泊は、基本的に雨天には弱いと言えます。
キャンプ当日の天候を確認し、雨の予報が出ているならばテント泊に切り替える柔軟性が必要です。
冬は寒い
メリットで夏は涼しいと記載しましたが、裏を返せば”冬は寒い”ということです。
冷気を遮断する余地がほぼ無いので、冬場のタープ泊は上級者向け難易度になると思われます。
困難なキャンプほど燃えるって人でなければ初夏か秋が無難ですね
タープのアレンジに慣れや知識が必要
タープを使った設営方法にアレンジ幅が広い反面、状況に合わせてどうアレンジすべきか判断するのに慣れや知識が必要です。
ちなみになめくじが参考にしているのは、幕のピン張りが毎回美しいキャンプ系Youtuber「チキューギ. ゆう」さんのアレンジ動画です。
なめくじも今後トライ&エラーしていく予定です
動物に注意
タープ泊では自然との境界線が無いので、野生動物がタープ内に入り込むリスクがあります。
野生動物は食べ物の匂いに反応して寄ってくるので、寝る際には残飯などをすべて密封して片付けるよう注意する必要があります。
野生動物はマダニやノミの宝庫なので近寄らせてはいけません
犬連れは厳しい
キャンプに愛犬を連れていく方も多いと思いますが、外界と直通しているタープ泊では逸走防止の難易度が高いです。
犬の動きで次第に緩むペグは、長時間目を離すこととなる就寝時の係留には不向きです。
どうしても連れていきたい場合は、就寝用に大きめのキャリーかドッグアンカーを持参すべきでしょう。
もちろん、ペット用の囲いがされた区画サイトや太い木への係留ができるなら安全ですよ。
タープ泊に持っていきたいキャンプギア
最後に、タープ泊に持っていきたいキャンプギアを紹介します。
テント泊で必要なギアと多少重なる点はご容赦ください。
- タープ
- メインポール/サブポール
- ペグ/ガイロープ
- 蚊帳
- コット
- グランドシート
- 蚊取り線香
- 多めの着替え
- 救急セット
タープ
当たり前ですが、タープ泊はタープがないと始まりません。
使うのはアレンジしやすいヘキサタープ(六角形)もしくはレクタタープ(長方形)がいいでしょう。
おすすめは後述のポールと同じFIELDOORブランドのタープです。
どちらもポールは同じ値段で別売り購入できるので”本体のみ”でOKです
メインポール/サブポール
タープ泊ではアレンジの幅を広げるために、高さ調整が可能なポールをメイン・サブ合わせて最低2本、できれば4本用意したいところです。
おすすめはFIELDOORの分割式アルミポールで、メイン〜サブの全てで使える高さ調整が可能です。
アルミ製なので軽く、24mmと十分な太さ、そして何より付け外しの楽さが魅力のギアです。
他社製品も買いましたが、付け外しがダル過ぎて使ってないです
こちらの2本セットを2個購入すれば、ポールの準備は十分です。
ペグ/ガイロープ
タープにはテント同様に十分な強度のペグが付属されていなかったり、アレンジの仕方によってガイロープが足りなくなる場合があるので注意しましょう。
ペグは強度と軽さのバランスがいいチタン合金製、長さはオールマイティーに使える30cmが無難です。
タープに使うだけなら8本セットでOKですが、ついでにテント用もということなら16本セットを購入しましょう。
ガイロープも使うペグと同じ数必要ですので、足りなければ追加で準備します。
蚊帳
タープ泊をするのは蚊やアブなどの虫が多い夏がメインとなります。
そのため蚊帳は必須レベルでしょう。
おすすめはFIELDOORのメッシュテントで、後述のコットに接続できるのが最大の利点です。
また軽量で、慣れれば設営撤収が一瞬なのも魅力です。
コット
コットはキャンプ用の簡易ベッドのことで、グラウンドシートを敷かないキャンプスタイルでは必須のギアとなります。
おすすめはSOOMLOOMのコットで、ロースタイルにもできることからタープのアレンジ幅が広がります。
廉価ブランドなのでこの手のギアにしては安いのも嬉しいです
グランドシート
コットを使わない場合は、地面からの湿気を防ぐグランドシートの使用がマストです。
おすすめはオレゴニアンキャンパーのグランドシートで、撥水加工はもちろん、希望のタープアレンジに応じて色とサイズを選べるアイテム展開が魅力です。
蚊取り線香
蚊帳があっても、なるべくキャンプには虫を近づけたくないもの。
そのため、蚊取り線香も必須級です。
児玉商会の森林香は携帯用ケース付きで便利ですが、キャンプの世界観も大事にしたいという方は、こだわりの蚊取り線香ホルダーを別購入しましょう。
多めの着替え
タープ泊をしやすい夏場では、ちょっとした作業でもガッツリと汗をかきます。
そのため、通常よりも多めの着替えを持っていったり、速乾性のシャツなどを使いましょう。
とりあえず対応の制汗スプレーやボディシートもあるといいですね
救急セット
野外での活動では、不意のケガや緊急事態への対応策を持っておくべきです。
下の救急セットにはホイッスルも入っていますのでおすすめです。
最後に
タープ泊はテント泊より開放的であり自然を十分に感じられる一方で、明確なデメリットも存在します。
安全で快適にタープ泊をするために、デメリットをなるべく打ち消せるようしっかりと準備を進めていきましょう。
タープ泊が気に入れば、キャンプの幅がめちゃくちゃ広がることをお約束しますよ。
ではまた次の記事でお会いしましょう