カーサイドタープの試し張りも兼ねて、滋賀・六ツ矢崎浜オートキャンプ場へデイキャンプに行きました。
またその前日では滋賀湖西の道の駅「妹子の郷」で車中泊もしましたので、合わせて記事化します。
デイキャンプは正直失敗に終わったのでお恥ずかしいのですが、それを含め参考になれば幸いです。
1日目(大阪〜滋賀県大津市)
1日目は仕事終わりの夜に出発し、大津市の道の駅「妹子の郷」へ車中泊をします。
今回は車中泊をした翌日にキャンプをするということで、いつもより慎重にギアを選択しました。
なぜなら車中泊キャンプ(ややこしい…)と違って、寝る時にもキャンプ道具を車中に積んでおかないといけないため、ギアが沢山あると寝るスペースが無くなるからです。
前日にだいたいの荷物積みは終わらせていたので、帰宅後すぐの夜9時過ぎに大阪を出発。
とりあえず近くのはなまるうどんでエネルギーを補給します。
食べ終わったら名神高速道路に乗って一路滋賀方面へ、途中からは国道161号(湖西道路)に乗り換え、目的地へは夜11時半頃に到着しました。
平日夜だから空いていて、1時間ちょいで行けました
道の駅「妹子の郷」
平日夜ということもあり、「妹子の郷」は場所に困ることはないほど駐車場はスカスカです。
駐車場は施設を挟んで2ヶ所に分かれていますが、暗くて静かそうな下側を選択。
こちらからのトイレへのアクセスは階段を上ることになるため、どちらがいいかは好みの問題かと思われます。
トイレは温水便座付きでしっかりと清掃もされていて好印象。
ただ、到着後しばらくしてからなぜか数十分ほど下水の臭いがしたため、心配な方は上で車中泊した方がいいかもしれません。
まさかの汲み取り式…?原因は謎です
売店では道の駅らしく特産品がいっぱい売っているみたいですが、夜6時には閉まるので今回はノータッチ。
我々の本番は翌日のデイキャンプですので、軽く2缶ずつ飲む程度でサッと就寝します。
大津市とはいえ、滋賀の2月はまあまあ寒いですので、車中泊の際はしっかりと防寒対策をして望みましょう。
2日目(〜高島市、六ツ矢崎浜オートキャンプ場)
すっきりと目覚めた後は、これまた増量されてたカフェオレをローソンで買いつつ、高島市へ向かいます。
高島市は琵琶湖西側のピョコっと突き出しているエリアで、湖畔沿いにキャンプ場が連なっているメッカです。
近くの「バロー 安曇川店」で食料の買い出しをしつつ、朝9時出発で11時前にはキャンプ場へ到着。
ここのバローは品揃えやクオリティが高くて驚きました
六ツ矢崎浜オートキャンプ場
「六ツ矢崎浜オートキャンプ場」さんはデイキャンプは総額¥2,000と、とても安くて助かります。
その割にゴミ廃棄もしっかり出来ますしサイトも綺麗で素敵です。
難点を挙げるならば、トイレが昔ながらの公衆トイレ並みに臭いということでしょうか。
さて受付の方から一通り説明を受けたら、早速陣地を選びます(フリーのオートサイト)。
あいにく曇りではありますが到着時に雨や風は無く、湖面も穏やかですので湖面方向へ跳ね上げるような形で設営を試みます。
しかし袋から取り出し説明書を読み始めた時点で風が徐々に強くなり嫌な予感が…。
設営中も風によってタープのあちこちが捲れててんやわんやになるので、仮固定のペグを幾度となく打ち込んでは外します。
新幕ゆえの手際の悪さもあり設営は難航し、ようやく以下のような形になったのは到着から2時間後のことでした。
時刻はすでに昼過ぎでお腹も減っているので、バローで見つけた「鯉の子付き刺身」含め昼食をいただきます。
そして事件はポケットストーブでお湯を温めている最中に起きました。
この辺りから体感で10m/sを超えるくらいの強風が連続で吹き始め、まずステンレス製の重いリフレクターが倒れます。
焚き火台がマズいと思った瞬間、風で無理な力がかかったのか今度はタープのポール留めの生地(帆布)の縫製が破れポールが貫通、続いて車との吸盤接続も外れます。
そしてこのタープは自立しないため、骨となる2本のポールのうち1本が機能しなくなった段階で崩壊、内部でポケットストーブの火があったため2人で必死に支えます。
写真を撮る余裕ゼロ
なんとか火を消し、タープを必死で復旧させても本来の耐風性能がないため再度崩壊します。
これはもうダメだということで諦めて撤収。
完全敗北で決着しました。
初めてのデイキャンプは3時間半ほどで幕を閉じました
周りを見渡すとバイクで来たソロのキャンパー仲間二人組があまりの強風に諦めて撤収、ステルス張りしていた隣のジェントルマンのテント(タープ)は何とか耐えていました。
※当然焚き火なんて無理です
帰る際、スタッフの方に雑談がてら聞いたのですが、無風〜微風の日も勿論あるが、これくらいの強風は湖畔では割とよくあるとのこと。
設営のポイントは「湖畔から少し離れた場所に設営すること」と「冬は湖側から風が吹くのでタープやテントの防風壁にする形で駐車すること」らしいです。
滋賀湖畔でのキャンプを目論んでいる方は、我々の屍を乗り越えて成功させてください。
とりあえずはスタッフの方に設営ポイントを聞いておくのが間違いなさそうです。
※壊れたタープを改造する記事はコチラ
帰宅
新幕を試し張りで壊すという大失敗で終わったキャンプですが、せめて帰りなんか食べてこうということで、妻が経験ないという新福菜館のラーメンを食べます。
妻は味自体は気に入ったものの、自分と他の客の同じラーメンと比べて麺の盛りが明らかに少なくない?と、ちょっとガッカリ気味。
真相は分かりませんが、こういうダメな日はあるもんです
いずれ滋賀でリベンジするぞと誓ったキャンプとなりました。
最後に
複数の知人筋から琵琶湖湖畔の風の強さは事前に聞いていたのですが、実際には想像以上のものでした。
正直舐めてたと言わざるを得ません。
近所住まいであれば風が弱い日を選んでキャンプしに行けるでしょうが、1ヶ月前から予約を取らざるを得ない身では当日に強風が吹かないことを祈るしかありません。
せめてできることとして、耐風性能が高い幕の使用か張り方をする、ペグダウンの本数を増やすなど対策が必要でしょう。
それでも強風だと焚き火はできなくなりますけど…。
行かれる方はぜひしっかり準備して、良い琵琶湖キャンプを過ごしてくださいね。
ではまた次の記事でお会いしましょう