2024年7月に「ビラデスト今津 オートキャンプ場」へ、ソロキャンプをしてきました。
その模様や、ビラデスト今津の簡単なレビューや道中も含めてまとめます。
ご検討中の方は、参考にしてみてくださいね。
結論
- 夏では平地気温の-3℃程度
- 自然豊かかつ安めなので若いファミリー客がほとんど
- 高規格キャンプ場では中〜下クラス
キャンプ場の概要
ビラデスト今津 オートキャンプ場は公益財団法人ひばり様が運営する「家族村ビラデスト今津」内部の施設です。
- 住所:滋賀県高島市今津町深清水2405-1
- 電話番号:0740-22-6868(8:30〜17:00)
高島市の中心部よりやや山側へ外れた赤坂山と箱館山に挟まれた山中に位置しており、琵琶湖湖畔のキャンプ場ではありません。
標高は約520-540mで、平地と比べると気温は3℃ほど低くなります。
HPによれば宿泊客には送迎バス(要予約)が出るようですが、詳細は記載されていませんので、必要な方は事務所へ問い合わせてください。
車かバイク(原付を除く)じゃないと行くのは無理です
2024年7月現在でのオートキャンプ場の利用体系と料金は以下の通りです。
- 小学生以上は入村料¥300/1名が別途発生します
- フリーサイト(車×):¥3,000〜4,200/1泊
- オートサイトAC無し:¥2,500〜3,300/1泊
- オートサイトAC有り:¥3,500〜6,200/1泊
- オートサイト個別:¥3,000〜4,500/1泊
- グループサイト:¥3,000〜7,000/1泊
- オートサイトAC無しフレンドサイト:¥6,600/1泊
- オートサイトハンモックサイト:¥6,000/1泊
- プレミアムサイト:¥18,000〜55,000/1泊
今回のキャンプ詳細(1日目)
利用させてもらったのは2024年7月の連休時、天気はあいにくの曇り〜雨です。
チェックインは午後1時に合わせて朝10時頃に出発するつもりでしたが、寝坊して実際には自宅を出たのは11時前でした。
開幕やらかしパターン
連休中でしたが小雨のせいか名神高速、湖西線とも渋滞にハマることなく無事高島市へ。
友人から事前に聞いていた「橋本かしわ店」さんで地鶏をゲットしつつ、「平和堂あどがわ店」さんで残りの買い出しをします。
買い出し後は30分程度の道のりでキャンプ場へ向かいます。
道中は小雨程度でしたが、ビラデスト今津近辺に向かう山中からは霧が立ち込め始めます。
中々の光景だなと思いつつ受付棟に到着したらまずは手続きと、ついでに薪(燃え方的には針葉樹?)を購入します。
薪は見た目7〜8kgくらいで¥800でした
その後スタッフの方から説明を受け、車でオートキャンプサイトへと向かいます。
なめくじが選択したのは「オートサイト(AC無し)」なので、ぐるっと村内を周りつつ奥側へ。
こちらのサイトは1区画100m^2以上と広さに余裕がありますが、車を芝生へ乗り入れる際に6〜7cm程度の段差があるので本当に入っていいのか少しドキドキでした。
周りは見渡す限りファミリー客で、お子さんの賑やかな声や親子でバッタ取りをしている会話が聞こえます。
さてソロのなめくじは幕の展開を考えつつ黙々と作業を進めていきます。
今回はカーサイドタープ(テント)をメインにタープを使うか悩んでいましたが、風が弱く小雨があるのでタープも張ることに。
幕を張る手順を間違えつつ、ひと心地ついたのはもう午後3時半頃。
気温は体感25℃程度(平地は28〜30℃の日)、湿度はMAX、小雨は降ったり止んだりで蚊取り線香のおかげか虫はほぼ無しです。
設営の軽い疲労もあり、とりあえずはちょっとした惣菜と遅い昼飯のハンバーガーを食べつつぼんやり過ごします。
少し暗くなりかけたところで、「やっぱキャンプきたら焚き火っしょ!」というので、タープ下で焚き火を始めることに。
タープに穴が空いても泣かないという覚悟が大事です
夕方頃まではなめくじ以外の客は焚き火をしておらず、テント内にこもったりタープ下でコンロ等で調理をしているみたいでした。
なめくじは焚き火焼肉をするつもりでしたが、ビールを飲みつつ惣菜をつまんでいたらどうにもお腹いっぱいで、食材はそのまま持ち帰ることに。
結局そのままダラダラとしつつ、途中雨が強くなったのでタープの勾配調整などをしながら過ごしました。
途中で個室トイレを使ったのですが、臭いがきつく「ちょっと清潔じゃないな…」という感じだったので、以降は簡易トイレに切り替えました。
こういうときに全封できるカーサイドタープは便利です
施設内には24時間利用できるコインシャワーもあったのですが、トイレの様子からちょっと利用を断念して汗拭きシートでなんとかします。
さて今夜はDIYした2段ベッドを実戦投入するため、あえての車中泊です。
焚き火が終わったらなるべく多くのギアをカーサイドタープ内に入れ、closedの状態にします。
車内ではベッドの2段目に冷感ジェルマットを敷き、自作の網戸を設置しつつ窓を開け、扇風機を設置します。
時刻は夜10時頃、体感で車外22℃/車内24〜25℃、小雨、湿度は相変わらずMAXです。
思ったより暑くないため、スマホを眺めつつ気付いたら就寝…と、ここまでは良かったのです。
問題は深夜1時頃、いつのまにか雨が本降りになっていて、カーサイドタープの天井には多量の水が溜まっていました。
その重みで接続部の吸盤が限界を迎え脱落、バサバサとカーサイドタープが崩れていく音で目が覚めました。
人か野生動物が侵入したかと思ってビビり散らかしました
急いでドアを開けて本降りの中、タープ類の修復作業と調整(寝起き)です。
※写真を撮る余裕なし
「ツイてねえ…」とボヤきつつ横のサイトを見たら、崩壊したタープのペグをずぶ濡れになりながら打ち直してるお父さんを見かけて安心(?)します。
なんとか体勢を立て直してからは濡れたTシャツを着替えて寝ようとしましたが、今度はジェルマットが吸熱しすぎて寒さで眠れません。
結局、ジェルマットを撤去することで朝まで眠ることができました。
今回のキャンプ詳細(2日目)
朝9時頃にのそのそと起きたら、天気は曇りっぽい晴れ。
周りのファミリー客はもう朝ごはんを済ませ、早いところでは片付けが始まっています。
ファミリーキャンパーの方はほんと朝早いですね
なめくじはコーヒーを入れつつ、またのんびりとしばし過ごします。
こちらのオートキャンプ場では昼12時と少し遅めのチェックアウトなので、10時半頃から幕についた雨を拭いたりギアの泥を拭いたりしつつ片付けていきます。
家でタープ類を干すのは大変ですからね、現地でできることはしてしまいます。
ソロなのでなんだかんだ片付けに時間がかかり、12時前くらいにようやく綺麗な状態で撤退完了。
受付棟に撤退の報告とゴミ出しをしつつ、一晩お世話になった家族村を後にします。
後は大阪への帰路ですが、なんか滋賀っぽいことをしたいなあということで、とりあえず「道の駅 藤樹の里あどがわ」に寄ってお土産を購入します。
天気も回復した連休ということで道の駅は大混雑。
十割そばを食べたい気持ちもありましたがフードコートの様子を見て諦めました。
そのまま一路、湖西線を南下し、白髭神社近くにある高評価の「白ひげ食堂」さんで豚汁ラーメンなるものを食べに向かいます。
しかしこちらも昼時で駐車場がパンパン、店外の待ちも発生しており泣く泣く撤退しました。
こっちはラーメンの口になっているのに困ったぞということでGoogleマップと睨めっこしつつ、目標をおごと温泉駅近くの「麺屋 聖~kiyo~雄琴店」さんに再設定。
30分ほど車を走らせて、店のラス1のスペースへ駐車します。
なんとなく決めたこのお店ですが、ラーメンのビジュアルに大阪の人気店「くそオヤジ最後のひとふり」さんや「人類みな麺類」さんっぽさを感じます。
気になって調べたところ、やはり人類みな麺類出身の方が立ち上げたラーメングループのようで、「なるほどそら似るわな」と一人で納得しました。
味のほうも上品な京都黒醤油といった感じでしっかりと美味しく、にわかラオタのなめくじも思わずニッコリです。
ちなみになめくじは自分の好みが分かっているので黒竹を選びましたが、UNCHI系列店や優光グループ店初体験の方はぜひ「淡竹」を選んでみてください。
淡竹が店が一番自信を持っている一杯のはずです
煮卵やメンマも美味しかったので、トッピングするのがオススメですよ!
橋本かしわ店の地鶏
帰宅後の夕飯では、キャンプで手を付けられなかった地鶏を焼いて食べました。
買ったのは近江黒鶏と親鶏(メス)と近江しゃもの味付けモノ100gずつです。
調味済みのほうが夏でも腐敗しにくいと思いまして
いずれも美味しかったですが、個人的に好きなのは歯ごたえと味が強い親鶏で、黒鶏としゃもはどちらにも良いところがあって好みですね。
100g¥400の鶏肉はさすがに買う時手が震えましたが、満足のいく味ですので高島市でキャンプする際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
皆で食べ比べしたらきっと楽しいと思います。
最後に
相変わらず雑然とした記事になって申し訳ありません。
今回お邪魔したビラデスト今津 オートキャンプ場さんは、夏でも日を選べば快適にキャンプが可能だと思います。
ただトイレに厳しい方はちょっと辛いかもしれません。
※もちろん仮設トイレレベルじゃありませんよ
レンタル品や販売商品も充実していますので、気軽にキャンプできるのが魅力ですね。
以上、滋賀キャンプや高原キャンプを考えている方の参考になれば嬉しいです。
ではまた次の記事でお会いしましょう