近年人気が高まってきている軽自動車での車中泊。
その流れにのって車中泊を始めた当ブログ管理人が所有する軽自動車(なめくじエブリイ)の、内装DIYカスタムの仕様の概要を紹介します。
これから車中泊を考えている方の参考になれば嬉しいです。
各項目の詳細に関しては、それぞれの記事を参照してくださいね。
使っている軽自動車
使っている軽自動車の概要は以下の通りです。
- スズキ・エブリイ HBD-DA17V(中古車購入)
- 2018年式、6代目3型、PCリミテッド
- 2WD、5AGS
エブリイを選択したのは、通勤用兼夫婦での旅行用・車中泊用・キャンプ用としての使いやすさ、そして中古車市場でのタマ数の多さを考えた結果です。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
- 車両価格:★★★☆☆
- 燃費:★★★☆☆
- 積載性能:★★★★★
- 旋回性能:★★★★★
- トルク:★★★☆☆
- 持病の少なさ:★★★★☆
- カスタム用品:★★★★★
- DIY情報:★★★★★
軽キャンピングカーのベース車になるのも納得の性能です
トランスミッションの選択
5AGSはAT仕様よりも燃費に優れ、変速比が全体的に高いので荷物積載時でも出足が軽快なトランスミッションです。
ただし独特の運転特性があるため、選択には注意が必要です。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
※理想はターボ5MTだったんですが、諸々の事情で選択肢から外しました
駆動方式の選択
雪国住まいだったり雪国への旅行頻度が高ければ4WD(パートタイム方式)にしましたが、なめくじエブリイは主に都心部使用ですので燃費を重視して2WDとしました。
パートタイム方式とはいえ4WDだと車重が大きく、燃費が下がります
エブリイ2WDは全てFR車で、旋回性能が高いのも高ポイントです。
グレードの選択
車中泊用になるべく平坦な荷室が欲しかったので、JOINを選択肢から外しました。
振り返るとこれが最も英断でした
それ以外は欲しい装備と市場に出ている中古車両の価格などを考え、PCリミテッドに決めました。
なお2021年にグレード体系の整理が行われているので、現行型でいえばPCグレード相当の車両です。
内装カスタム(DIY)
次にDIYで行った内装カスタムの概要です。
- デッドニング(静音化・断熱処理)
- 運転席と荷室の仕切カーテンを設置
- 各窓ガラスにカーテンを設置
- 前後ドラレコを設置
- ハンドルのDIYチルト調整
- バックドアを内部から開閉できるように加工
- 天井収納棚を設置
- 荷室後方に中棚を設置
- 荷室フロアへのクッション材設置
車中泊に関係しないDIYもしていますが、そちらも見たい方はDIYシリーズ目次を参照してください。
①デッドニング(静音化・断熱処理)
デッドニングとは制振剤や吸音材を天井周りやドアパネル内部などに仕込むことで、車を静音化したり断熱の効果を持たせる処理のことです。
デッドニングによって外部の騒音や雨の音が軽減されたり、夏の暑さ・冬の寒さが車内に侵入しにくくなって車中泊が快適化します。
また通常使用時でも車内に入るエンジン音が大人しくなったり、道路の凹凸での突き上げが低減されるなど、軽バンを超えた乗り心地に変わります。
なめくじエブリイでは天井・フロア・各ドアなどに全面施工しました。
詳細については、こちらの記事(遮熱断熱編・デッドニング編)をお読みください。
大変ですが、一部だけでも効果が実感できるおすすめのDIYです
②運転席と荷室の仕切カーテンを設置
運転席と荷室の間に透明カーテンと遮光カーテンを設置しました。
カーテンによって広い荷室との空気対流が遮断されるため、運転席側のエアコン(冷房・暖房)の効きが速く、良くなります。
また遮光カーテンを使用すれば車中泊時にフロントガラスなどから入る光を無くし、快適に睡眠できるようになります。
走行時では安全確認のため透明カーテンのみにしています
③各窓ガラスにカーテンを設置
車中泊時のみ使用するカーテンを準備し、各窓ガラスに設置できるようにしました。
カーテンにより窓ガラスからの暑さ寒さの侵入を低減したり外部の光が入らなくなるため、快適に睡眠することができます。
カーテンはDAISOで売っている車用カーテンがサイズぴったりなのでそのまま使用しています。
走行時では安全確認のため外しています
④前後ドラレコを設置
自分で購入した前後型のドラレコを設置しました。
これにより通常のドラレコとして役割の他、荷物を積載した時の後方視界をルームミラーの代わりに確保できます。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
常時監視機能を付ければ、車上荒らしへの対策も可能です
⑤ハンドルのDIYチルト調整
エブリイではチルト(ハンドルの上下調節)機能が付いていません。
純正位置だとディスプレイの一部が見辛かったため、DIYで少しハンドルを下げました。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
こちらは車中泊用ではなく安全運転のためのDIYですね
⑥バックドアを内部から開閉できるように加工
バックドア(リアゲート)を内部から開閉できるように加工しました。
これにより車中泊時にも、内部からバックドアを開け出入りが簡単にできるようになります。
なめくじエブリイではバックドア付近に棚を作った関係で活用できていない機能ですが、車中泊が快適になるDIYの一つです。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
車体に穴を開けない方式なので、意外と簡単なDIYです
⑦天井収納棚を設置
エブリイのユーティリティナットを活用して天井収納棚を設置しました。
使った素材は、軽さと丈夫さを兼ね備えた金属メッシュとイレクターパイプを選択しました。
この棚があれば寝袋など軽くてかさばるアイテムを収納できるため、車中泊時に人が横になれる空間を広く確保することができます。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
これが無いと大人2人で軽自動車車中泊は結構辛いです
⑧荷室後方に中棚を設置
同じくユーティリティナットを利用して荷室後方に中棚を設置しました。
これにより、車中泊時の荷物一時置きにして就寝スペースを確保したり、デスクワーク用の机代わりにできたりします。
天板素材は木や金属を使った方が使い勝手はいいのですが、加工が大変なのと重くて普段使いの燃費が悪くなるので、なめくじエブリイではイレクターパイプで代用しています。
詳細については、こちらの記事をお読みください。
これがあれば大人2人の就寝時での足元も広々です
⑨荷室フロアへのクッション材設置
荷室のフロア(床面)はフルフラットとはいえ鉄板の凹凸加工があるのとそのままだと硬いので、対策無しでは背中が痛くてまともに寝れません。
よって10mm厚のパズルピース型のクッション材をまんべんなく設置することで、フロアにクッション性を持たせています。
就寝具として厚みのあるインフレーターマット・エアマット・低床コットなどを使う場合、このDIYは必要ないかもしれません。
EVAマット+寝袋の就寝スタイルなら必須レベルです
最後に
DIYに関しては、新たなに施工すれば随時内容を更新していく予定です。
ではまた次の記事でお会いしましょう